厄介なアブラムシの撃退法!
アブラムシは植物の汁を吸って生きているのですが、汁を吸われた植物はたちまち枯れてしまいます。この厄介な害虫の撃退法をお教えします。
アブラムシに薄めた牛乳・石鹸水を吹きかける
虫はお腹にある気門というところで呼吸しているのですが、薄めた牛乳や石鹸水を霧吹きの容器に入れ吹きかけてやることで呼吸できなくします。(吹き付けたとは植物をしっかり洗ってあげましょう。)
ですが、確実に殺せるわけではないので大量発生した時にはあまり向いていません。
アブラムシをテントウムシに食べてもらう
テントウムシは種類によって害虫と益虫に分けられるのですが、ナナホシテントウやナミテントウはアブラムシを食べてくれる種類に当たるので、見かけた際は持ち帰ってアブラムシのついた植物にはなしてやるといいでしょう。
見分け方は簡単で背中に黒い点々が7つついていればナナホシテントウです。
アブラムシをブラシで落とす
多少の数であればブラシでこすって落としてやるのが手っ取り早いです。落としたアブラムシはごみ箱にでも捨ててあげましょう。 もしブラシがない場合はセロハンテープに引っ付けてはがしてやるのもありです。
ブラシでこする際は新芽や葉を傷つけないように気を付けましょう!
アブラムシが付く前に対策を!
せっかくアブラムシを追い払ってもまたやってくるかもしれません。そんなことになっては元も子もないのでアブラムシが寄り付かない方法をお教えしましょう!
ニームオイル
ニームオイルはオーガニックの忌避剤として有名で、人や植物には無害で虫よけになるニームというハーブを使ったものです。ニームを実際に買ってきて精製水で100倍希釈してもいいですし、もともとニームオイルが含まれている忌避剤を購入するのも手です。
木酢液
昔から忌避剤としていようされている木酢液も天然由来の成分になるので植物にも優しいです。この木酢液を水で薄めてスプレーのように使用するとアブラムシも寄り付かなくなることでしょう。
豆知識
実は、アブラムシはおしりから甘い蜜を分泌し、その蜜をアリに与えることで身を守ってもらったり別の場所に運んでもらうことで共生関係を築いているんです。害をもたらす虫もたくさんいますが、自然界ではこのように別種の虫同士が協力し合って生き延びている例もあるのです。なので、虫を全否定せず小さいなりに工夫して頑張っているのだということを知っていただけたらと思います。