植物に穴をあける”犯人”とは？テントウムシを徹底駆除

テントウムシはいいやつ？わるいやつ？

テントウムシにはアブラムシなどの害虫を食べてくれるいい奴と植物を食い荒らす悪い奴がいます。駆除するにもそいつらを見分けるところから入らないと、いい奴を倒してしまっては元も子もないので、見分け方からお教えします。

いい奴はこんなやつ！～テントウムシの見分け方

皆さんが想像するテントウムシといえばこのナナホシテントウが最初に思い浮かぶと思います。このテントウムシは植物につくアブラムシという害虫を食べてくれるのでいい奴になります。植物は一切口にしません。あと有名なのはナミテントウで黒に赤い点が付いています。地域差で様々な模様があるので少し見分けづらいのが難点です。

悪い奴はこんなやつ！～テントウムシの見分け方

それに対して悪い奴にあたるテントウムシダマシは茶色に黒い点々がたくさんついています。普通のテントウムシとの大きな違いは体毛が生えておりふさふさしているところです。普通のテントウムシはつるつるとした質感なのでよく見れば簡単に見分けられるはずです。テントウムシダマシの幼虫は毛虫のようなチクチクした見た目をしているのでそこで判断することもできます。

テントウムシダマシはジャガイモやナス、キュウリなどのウリ科の植物の葉を食べつくすのでそれらの植物を植えている場合は大量発生する可能性があるので注意が必要です。

悪い奴が発生した時の対処法～テントウムシダマシ駆除法

捕殺する～農薬を使いたくない場合

テントウムシは基本的に幼虫の時は集団行動をとるのですが、成虫になると1匹で行動します。なので成虫であれば簡単に人の手でつかまえることが可能なんです。テントウムシは少し刺激すると足を引っ込めて落ちるのでその習性を利用するといいです

1. 下にからのペットボトルを構える
2. 棒などで刺激を与えて落とす
3. ペットボトルのふたを閉めて処分

この手順通りにやれば簡単に駆除できます。

超音波で撃退～農薬を使いたくない場合

これは虫などの様々な害虫が嫌がる超音波を出すことで寄せ付けないようにするアイテムなのです。これより少し価格が高いものが家にあるのですが、これを使うようになってから畑を食い荒らされることはほとんどなくなりました。農薬も使っていないので植物に害が出ないところも魅力的です。ただコンセント式だったのでそこが少し扱いずらいなと思っています。

私が購入した商品のリンクも張っておきます。

農薬を正しく使う～農薬を使う場合

農薬はすごい悪い！と思っている方も多いと思いますが、実は農薬も正しい使い方をすれば植物に悪影響を及ぼすことはないので使用方法をしっかり確認したうえでしようすることをすすめます。農薬は被害が拡大する前に使用したほうが使用料も少なくて済むので事前に使っておきましょう。

予防するには

予防策としてはテントウムシダマシはジャガイモの葉に卵を産む傾向があるので、防虫ネットなどを事前にかぶせておくことで飛来してきても産卵を防ぐことができるので効果的です。そしてジャガイモをナスやキュウリなどの近くに植えないようにすることで被害を押さえることができます。