ハエが人間にもたらす害とは?
この記事を読む皆さんには知っていただきたい。ハエも嫌いだけどゴキブリはもっと嫌という方も多いと思いますが、昆虫博士の私からしたら、あの薄汚いハエのほうが何百倍も嫌です。
ハエはゴキブリの100倍汚い生き物で様々な病原菌を持っています。そしてたちが悪いのはちっさい体でぶんぶん飛び回って私たちの食材をペロペロしているんですよ??
こんなの許せないでしょ、、、
ハエが普段口にしているものとは…
ハエは人の食材はもちろん、生ゴミや糞、生き物の死骸にも唾液をつけて溶かしながら食べているんです。つまりですよ?ハエが食材についても平気と言っている人は、糞や死骸を口にしてるのと同じなんですよね。そんなもの食べてるんだから多くの病原菌を媒介しているのは当たり前なんです。
実際どんな病原菌を媒介しているのか?
ハエはサルモネラ菌や大腸菌、赤痢菌やコレラインフルエンザなどを媒介しているといわれています。
ですが、ハエ自体が小さいので媒介する菌の量も少なく人間が感染することはほとんどありません。
ハエの殺し方
ハエはちょこちょこと出てくるので、スプレーなどで殺すのはあまりお勧めしません。トラップのように設置するタイプが楽でおすすめですので、そちらを紹介しましょう。
ハエトラップ
このハエトラップは、匂いでおびき寄せハエを一網打尽にしてしまおうという作戦です。
用意するものはペットボトル、日本酒、バナナ、洗剤これだけです。
- まずペットボトルの真ん中らへんに直径2センチくらいの穴をあけましょう。
- ペットボトルに数ヵ所キリで小さな穴をあけて匂いが広がりやすいようにします。
- ペットボトルの1/5まで日本酒を入れ、洗剤を数滴たらし、細かく切ったバナナを入れて完成です。
後はこれをハエが出やすいところに設置して1週間放置しておくだけでハエがたくさん死骸となって浮かんでいることが確認できます。
スプレーを使う
どうしても目の前の一匹を倒したい場合は、濃度が高めなアルコールスプレーや少しベトベトするようなスプレーであれば何でも構いません。虫は基本的にお腹にある気門というところから呼吸をしています。なのでスプレーをかけると気門がふさがり窒息させることができるのです。私が使ってる殺虫剤はこれです↓↓
ハエが出にくい環境づくりを!
トラップでハエが減ってきたら次はハエが出にくい環境を作っていきましょう。
生ゴミはさっさと捨てる!
ハエは生ゴミなど臭いの強いものによって来るので、できるだけ生ゴミは置いておかないよう心掛け三角コーナーの中身もためないように徹底しましょう。
ハエの卵は見つけ次第熱湯を!
ハエの繁殖力はすさまじく、1回の産卵で100~150個ほどの卵を産みます。そして卵から2週間で成虫になってしまうのです。
なので、三角コーナーや排水溝の周りをよくみて卵を見つけたら熱湯をかけて殺してしまいましょう。おすすめは、1日に一回は排水周りを熱湯消毒すると見つけにくい卵も仕留めることができます。